1997年に放送が始まり
約22年に渡り放送され続けているアニメ
「ポケットモンスター」。
実は放送から僅か半年で
TV史に名を残す「大事件:ポリゴンショック」を起こしてしまったことを皆さんはご存知でしょうか。
ポリゴンショック(ポケモンショック)はポケモンアニメにおける「闇」。
ポケモニア運営者のゆーまー君が生まれる前の話になる。
ポリゴンショックとは
1997年12月16日いつものようにポケモンを観ながら食卓を囲んでいた最中「それ」は突然起きた
当時破竹の勢いで視聴率を伸ばしていたアニメ「ポケットモンスター」第38話「でんのうせんしポリゴン」
アニメ終盤においてフラッシュと赤と青交互に激しく点滅する背景
それを見た多くの視聴者が「てんかん」や体調不良で救急搬送
ニュースの速報にも流れ、一夜明けて長期間の放送中止が決定した。サトシとピカチュウの冒険は終わってしまった。
ポリゴンショックの原因は?
当時のアニメの手法に「パカパカ」と言うものがありました。
背景色を別々の色で激しく点滅させ迫力を演出する、といったもの。
その背景色が「赤と青」だったため「光過敏性発作」を引き起こし大事件に至ってしまった。
我が家を襲ったポリゴンショックの真犯人
当時小学生の自分はポケモンが始まるとTVの前に陣取り、それはもう釘付けでした。
しかし忘れもしない「それ」が我が家でも起きてしまいました。
その日はカレーでした。「あんたポケモンばっか見とらんとはよ食べ!」そう母親が言った刹那、画面は物凄い色で点滅し画面を見ていた母親は、突然スプーンを持ちながら痙攣し泡を吹いて倒れた。
最初は自分がカレーを食べないから「なんかヤバい感じの演技」なんだろうと。しかし明らかに様子がおかしいし迫真の演技すぎる!
これ、あかんやつやわ!隣で妹は「お母さん、変や!」と泣き叫んでいたし
明らかにてんかんを起こしていて、それはそれは変だった。自分は何が何だか分からずお隣さんに助けをもとめた。
「お母さんがポケモン観てたら泡吹いて倒れた」それだけで十分救急隊にも伝わったそうで
お隣さんが救急車を読んでくれたお陰で母親は大事に至らずでした。
翌日はポリゴンショックで持ちきりだった「誰々の家救急車来てたで!」と翌日の学校では騒動の話題で持ちきりでした。
ポケモンが放送を検討すると新聞の一面に載っていた。ネットが普及していない中、ポケモン批判が広がりポケモン熱心なキッズはいつしかポケモンが中止になったのは倒れたやつのせいと何故かすり替わっていました。
母親が倒れたことによって
「おまえの母ちゃんポリゴンショック〜」みたいになりかねんから学校では誰にも言うなよ!
と父親に念を押されましたが、よく考えたらポリゴンがなんかしたっけ?
ポリゴンショックって言うけどポリゴン悪くなくね?
話をポリゴンショックってなに?に戻すと結局のところポリゴンが実際にショックを起こしたワケでもなく
使われたアニメの手法がパカパカだった…。
ポリゴンがなにしたよ!!ポリゴン悪くないやん!!
例の事件の回に登場してたポケモンがたまたまポリゴンだった…なのにポリゴンに罪を擦りつけた…!
騒動以降ポリゴンは不遇な存在に。
「残念なポケモン」のレッテルを貼られ、当時を思い出すと言う理由から
アニメの出演はまるで皆無。
あんまりじゃないですか…。
あれからポリゴンは…(まとめ)
第四世代、ダイヤモンドパール、プラチナにおいてポリゴンの最終形態、ポリゴンZが登場した。図鑑での解説は散々な扱いだけど
積年の恨みを晴らすかのごとく凶悪なまでに進化した。
第七世代でもさらに優遇されもう色々と不遇なポケモンとは呼ばせない!
ついに手のひらを返したかと思うほど。
ポリゴン、おかえり。もう20年も経つんだしポリゴンは何も悪いことはしていない。かがくのちからってすげーんだぜ!
そうだ!ポリゴンZ「はかいこうせん」だ!
それでは。